驚きの費用

Surprise

男前の旦那さまの愚痴をさんざん聞いてしまいました。

いつの間にか、赤ちゃんはお遊びスペースで眠ってしまっている。
さっき泣きすぎて疲れちゃったのかな?と心配になったけれど、彼女は“大丈夫よ”と言って、赤ちゃんを抱っこし、お布団に寝かせに行きました。

その姿は、さすがにお母さん。
なんだか、マリア様を思い出してしまうような柔らかい笑顔でした。

なんやかんや言っても、彼女は幸せなんだろうなぁ。

そして、帰ってきた彼女にさっそく聞いてみた。
「結婚式のときの写真、見せてもらっていい?」
今日は、愚痴を聞きに来たわけではない。

彼女は喜んで、
「アルバム、持ってくるね♪」
そして、彼女が2階から運んできたのは、3つの大きなアルバム。
結婚式のものが2つと、新婚旅行のもの。

まずは、結婚式でのものを見せてもらうことに。
白いすっとしたラインのウェディングドレスを着た彼女。
思わず、あのときの結婚式の感じが戻ってくるような気がした。

たぶん、一番憧れの結婚式。
写真の中で一人で写った彼女の手には、カラーが握られていた。
かわいらしいブーケではなく、シンプルな白いカラー。

素敵でしたよ。
最初はブーケが準備されていたようなのですが、彼女がどうしてもこれがいい、とお願いして、造花ではなく、当日お花やさんから直接手配してもらったのだとか。

そして、お色直しに着たカクテルドレス。
これが、ウェディングドレスとは全く違ったかわいらしい雰囲気のドレス。
水色で、背中には大きなリボンが結ばれている。
そのドレスを着て、振りむいている写真は、まるで結婚雑誌に出てくるモデルさんのようでした。

なんとなく、2人で写っている写真以上に彼女一人の写真があるような気がしたのは、わたしの気のせいでしょうか?

最後は色打ち掛。
これが半端なく豪華。
たぶん、生地からして違うのが、写真からでもよくわかる。

結婚式当日は、友人代表のスピーチがあったり、余興があったり、しかも久しぶりに会う友人の同窓会状態なうえ、旦那さま側のお友達も気になる。
そんなこんなで、あっという間の時間を過ごしたので、そんなことまで見ていなかったみたいです。

その着物を見るだけで、費用を聞くのが怖かったのですが、
「ほんとに素敵だね。」
と褒めたうえで、費用を聞いてみると・・・。

親が払ったからはっきりとはわからないけど、1千万は超えていたと思うよ。
と、さっらっと答えられてしまった。

これって、一般人には参考にもならない価格ですよね・・・。